三宅商店主 日記 2008年2月15日(金) 冬のドイツ一人旅
ドイツのEssenというところに来ている。
Dusseldorfから高速鉄道で北へ40分のところに
ある中堅工業都市だ。
街中をぶらりと歩いてみると、いかにも冬のヨーロッパ
といった様なたたずまいが見られ、旅情を誘う。
成田からフランクフルト経由降り立ったDusseldorfでは大勢の
日本人に遭遇したが、ここEssenではさすがに日本人の姿は
見かけない。
町のメインストリートからちょっと入った何気ない小道に風情が
あっていい。
由緒正しそうな立派な建物が何気なくあったりする。
それを仲良く眺める老夫婦も絵になる。
ハプススブルグ家で栄えたドイツには、何となく余裕が感じられる。
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いい感じの初老のお二人と由緒正しそうな立派な建物。ドイツっぽい。
ただ、寒さが半端じゃない。
まるで、冬の札幌なみの寒さである。
緯度も同じぐらいなので仕方がない。
雪こそ降らないが、広場には屋外スケートリンクがあり、大勢の
市民がスケートを楽しんでいる程だ。
手袋なしではいられない。
空気そのものが底冷えしており、冷蔵庫の中にいるような感じである。
表通りを歩いているとふと古色蒼然としたたたずまいの教会が
現れたので、暖をとるために恐る恐る中に入ってみた。
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表通りに面して堂々とたたずんでいる古めかしい協会。 街の雰囲気にしっかり溶け込んでいる
教会の中に入ってみると、ミサの最中であった。
時折パイプオルガンの低い音色が天井から荘厳に響いてくる。
司祭の説教をする声が静かに響き渡り、人々の声がそれに続く。
シャッター音に気を使いながら写真を1枚。
心の底から暖かくなる。
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並木の向こうにかすんで見える大きな教会の屋根。何やら偉大なお爺さんのような存在感
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一番手前左のお姉さん。 他人事とはいえ、寒くないのだろうか・・・・?
Essenの駅前広場に出ると、何やら大勢の若者が、地元の
サッカーチームの黄色い大きな旗を振り回しながら、
大声でシュプレヒコールのようなものを叫んでいる。
初めて目の前でフーリガンというものを見た。
でも、特別に暴れているわけではなさそう。
日本の成人式でのバカ騒ぎのほうがもっとすごい。
ただ、よく周りをみると、多数のごっつい体格の警官
や多くのパトカーががっちり取り囲んでいるのを
見るとちょっと怖くなってきた。
隣でビール片手に(この寒いのによく外で飲むな~)見物している
赤っぱなのおじさんに聞くと、地元のサポーターの連中だそうで、
暴れだすと半端じゃないとのこと。
ただ、まだ暴れていないからフーリガンではないと。
フーリガン化する可能性のあるサポーターの集会というわけだ。
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Essenの駅前広場。 遠くの黄色い旗をもった黒い集団がフーリガン予備軍。
よく見ると右手前に警察官(背中にPOLOZEIと書いてある)。左にパトカー。
ところでなぜこんなところにいるかというと、6月に出版する
予定の本の取材のために訪れている。
実はここEssenにあるドイツで最大小売りグループMETRO
グループの百貨店が、世界で最先端のRFIDを活用した百貨店運営
を行っているのだ。
ドイツMETROグループ
一見すると何気ない、どこにでもある百貨店である。
いったいこの百貨店で何が起こっているのかをつぶさに取材して
きたので、次回のRFIDのコラムで紹介したいと思う。
