RFID 基礎編1 「RFIDって何?」
◆ RFIDとは一体何なの?
RFIDとはRadio Frequency Identificationの3つの単語の頭文字を取ったも
ので、Radioは「無線」、Frequencyは「周波数」、Identificationは「認識」。
つまりRFIDとは「電波や電磁波などの無線技術を使った非接触による
個体認識技術の総称のことをいいます。
◆海外ではRF タグ、日本では、ICタグとか、電子タグと呼ばれていますが、
これらはRFIDという技術を支える道具のひとつであり、RFIDという技術の
中に含まれるものであります。
◆RFID技術を支える道具として、代表的なものとして、アンテナとICチップが
入ったタグや、そのICチップの中のデータや情報を読み取るリーダー/ライター
(読み取り装置)などがあります。
◆簡単に言うと、モノや人などの個体を一つひとつ個別に(ユニークに)
認識するためのコードや、その個体の固有のデータや情報などが書き込まれた
ICチップとアンテナが埋め込まれたRFタグ(ICタグ、電子タグなどとも呼ぶ)を、
モノやヒトに貼り付けて、離れたところからリーダー/ライターで電波を送ったり、
受け取ったりして、RFタグのチップに書き込まれた情報を読み取ったり、
書き込んだりする技術の総称です。
◆このブログでは、アンテナとICチップが入ったタグのことをRFタグと呼ぶこと
にしましょう。
◆RFIDの特徴は、大きく分けて5つあります。
①非接触性
RFタグとリーダーライターの双方が接触しなくても読み書きすることが
可能であるということです。
RFタグとリーダー/ライター数センチの距離から読み書きができ、RFタグの種類
によっては数十メートルという離れた所であっても認識することができます。
②非目視性
RFタグが、目で見ることができない、隠れた場所にあっても認識することが
できます。
③ 自動認識性
読み取る際に、人間が焦点を合わせたり、スイッチを押したりする必要がなく、
電波が及ぶ範囲にRFタグが入ると自動的に認識することができます。
④一括読み取り性
複数のタグに書き込まれたRFID情報を一度にまとめて認識することができます。
⑤書込み再現性
バーコードと違い、RFID情報やデータを何度も書き込んで、更新すること
ができます。 つまり再利用できるということです。
以上のような特性をもったRFIDですが、それでは、どれくらい昔から
存在していたのでしょうか?
また、ほかの類似した技術では何があるのでしょうか?
次号からだんだん皆様に素晴らしいRFIDワールドをだんだんとお教えしますね!