RFID 基礎編2 「RFIDの歴史。 結構古いよ!」
◆今回はRFIDの歴史と、その祖先の方々を紹介いたします。
それと、RFIDに似たような親戚がおりまして、その親戚のなかでRFIDは
どこに位置づけられているのかをご紹介します。
◆「おぬし、何者ぞ?」
小学生とか、小さい頃よく秘密の隠れ家を学校からの帰り道に
こっそり仲間と作った覚えはありませんか?
その時に、仲間のみしか入れないようにするために、合言葉
を作って、その合言葉を言った友達だけを隠れ家に入れるので
したよね。
◆そこにある個体はいったい何か、何者であるかというように、
個体を正確に認識したいという欲求は古くからあったようです。
◆たとえば、江戸時代にさかのぼってみましょう。
当時、「入り鉄砲・出女」といって、江戸在住の大名の妻が密かに領国へ
帰国したり、江戸での軍事活動を可能にする江戸方面への鉄砲の流入
の2つの流れを、江戸幕府が「関所」を設けて厳重に規制をしました。
◆これも今でいう自動認識システムを使った個体認識のはしりと言えるの
ではないかと思います。
この場合の通行手形が現代のいわゆるバーコードやRFタグの祖先といって
も差し仕えないでしょう。
◆電波や電磁波を使った、いわゆるRFID技術としては、1950年代に欧州で
牛などの家畜の飼育管理用に利用されたのが最初の実用化例と言われて
おります。
◆ピアスのような形状をしたイヤータグと呼ばれるものを家畜の耳に取り付け
たり、ガラス製のカプセルでできたインプラントタグを皮膚の下に埋め込んだり、
ペンダント状のタグを首からぶら下げたりして取り付けました。
◆家畜の個体を認識して、家畜がえさ場に来た時に、そこにあるアンテナで
タグの中に埋め込まれているID(Identification 個体識別子:つまりユニークな
識別番号)を電波で認識し、そのIDを識別することによって、その家畜の個体
を把握し、飼料の供給時間や配合比率の調整などを行っていたといわれて
います。
◆次回は、もう少しRFIDの歴史あるいはなごりに触れたいと思います。
そして、この意外に古くからなごりのある技術が、どれほどこれから
ビジネスや社会生活を変革に導くか、そのように社会生活に良い影響を
もたらすかを、実際の事例を盛り込んで解説していきたいと思います。
